沖縄の梅雨明けと夏至南風(カーチーベー) [琉球通信:OKINAWA journal]
気象庁によりますと、沖縄の梅雨入り・梅雨明けのタイミングは…
昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):沖縄
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu01.html
梅雨入りは、ゴルデンウィークが終わってから、
梅雨明けは、夏至あたり、になります。
(ま、ざっとですが)
夏至っていうのは、一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い日です。
冬至は、その真逆で、一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い日です
春分は冬至から夏至へ向かうプロセスで発生する、昼夜の時間が同じになる日(中間地点)。
秋分は夏至から冬至へ向かうプロセスで発生する、昼夜の時間が同じになる日(中間地点)。
で、なんでか仕組みはわかりませんが
(僕が勉強不足なだけで、理由は確実に存在するはず)
沖縄は、梅雨が開けると、夏至南風(カーチーベー)という、
大量の湿気を含んだ、強力な南風が吹き始め、
7月の声を聞くと、嘘のように、夏至南風(カーチーベー)はおさまります。
夏至南風(カーチーベー)とは、沖縄県において梅雨明け直後に吹く、 湿気を帯びた南~南西の比較的強い風のことである。 夏至の頃に吹く南風ということから夏至南風と呼ばれる。 沖縄では梅雨明けを知らせる季節風として知られている。 呼称については「カーチーバイ」「カーチベー」「カーチバイ」など、 沖縄県内においても地域差がある。
夏至南風(カーチーベー)-Wikipedia より引用
夏至南風 カーチバイ HONGKONG EN LIVE Sakishima Meeting 新良幸人 下地勇
https://www.youtube.com/watch?v=GQBWfGXfak4
(新良幸人さんは、僕の大好きな三線プレイヤーです)
僕は、この夏至南風(カーチーベー)が吹き荒れる季節が一番嫌いです。
沖縄、6月が一番暑く感じるのは、この夏至南風(カーチーベー)のおかげだと、
個人的に勝手に思ってます。
【6月の沖縄はクッソ蒸し暑くて大嫌い】
兎に角、湿度は半端じゃないです。
雨も降ってないのに、早朝、車がベチャベチャに結露します。
外にいるだけで、汗が滝のように吹き出てきて、
人間も結露したかのようにベチャベチャです。
梅雨の連日雨降りからの~、いきなりピーカン照りは、
太陽光発電型人類の僕は、急速過剰充電により、体調が悪くなります。
(毎年、この時期を乗り越えるのに必死)
特に、夏至南風(カーチーベー)が海からダイレクトに上陸してくる沖縄本島南部は、
その超級な湿気の洗礼を本島内では最初に受けるわけで、
まず南部で、けっこうの量の水分を落としていくのでは?
と思われるくらいに、きびしい状態が続きます。
名護に住んでた2年間は、夏至南風(カーチーベー)をあんまり意識しませんでしが、
糸満に戻ってきて、その湿度のすごさを再認識しました。
ちなみに、沖縄本島北部と南部では、気温が2℃くらいの差があります。
湿度は、圧倒的に南部の方が高いです。
北部の夏は、南部に比べると、何か一味足りない?って感じです。
僕のトンコリは、ちょうどこの夏至南風(カーチーベー)の吹き荒れる季節に、
札幌から糸満にやってきたのですが、初めて外へ持って出たら、
その湿気のおかげで、木製のトンコリが、音が出なくなるくらいのダメージを受けました。
(いや、マジで…表面保護のために、すぐにニス塗りの作業を行ないました)
逆に、漆塗りの棹と、ニシキヘビの皮の胴体を持つ三線は、
やや湿気がある方が、皮の状態が良くなって、音が良くなります。
湿度の低い北海道と、湿度の高い沖縄、
楽器も、それぞれの風土にあったものがポピュラーになるのは、
ま、当然といえば当然なんでしょうね。、
(湿度の高い沖縄で、トンコリを弾いて遊んでるのは、ちょっとおかしい?)
PEACE
2018-05-03 19:28